フォークリフトにはさまざまな種類がありますが、その中でも小型で取り回しがしやすいウォーキーリフトという機種をご存じでしょうか?
この記事では、ウォーキーリフトの特徴やフォークリフトとの違い、導入するメリット、そして技能講習の必要性についてわかりやすく解説していきます。

まず、フォークリフトの法律上の要件を見ていきましょう。
法律上、フォークリフトとは次のように定義されています。
「荷物を積み込むフォーク、ラム等と、それを昇降させるマストを備えた動力付き荷役・運搬用機械」
つまり、以下の3つが揃っていることが条件です。
したがって、この定義に当てはまらない場合、フォークリフトとみなされず、技能講習や特別教育も不要になります。
では下記の機種はどうなのでしょうか。
 爪・マストがありますが手動なのでフォークリフトではありません。
 爪・マストがありますが手動なのでフォークリフトではありません。
 爪があって電動で動きますが、マストがないのでフォークリフトではありません。
爪があって電動で動きますが、マストがないのでフォークリフトではありません。
また、フォークリフトに該当する機種は、年に1度の年次検査(年次点検)が法律で義務付けられていますが、該当しない機種は年次検査も同様に必要ありません。
次にウォーキーリフトとはどのようなものなのかを見ていきましょう。
ウォーキーリフトとは、人が乗って操作するタイプではなく、歩きながら操作して荷物を運搬するフォークリフトの一種で、狭い場所でも小回りが効くため、工場内や倉庫、店舗のバックヤードなどでよく利用されています。
1t未満のウォーキーリフト:特別教育(会社内で実施可)が必要
1t以上のウォーキーリフト:労働安全衛生法に基づく技能講習修了が必要
定義外の機械(手動・マスト無し):講習・検査の義務なし
下記の動画で実際に操作しているところを確認してみましょう。
ウォーキーリフトには狭い場所で使用できる以外のそのほかにも利点があります。
ウォーキーリフトは、取り回しが良く導入しやすい便利な運搬機械です。フォークリフトの定義を正しく理解することで、講習の必要有無や法的な対応もスムーズに判断できるようになります。
「小型の運搬機が必要」「技能講習が不要な機種が欲しい」といったニーズには、ウォーキーリフトが最適な選択肢となるでしょう。
下記リンクからウォーキーリフトの在庫を見ることができますのでご覧ください。
ウォーキーリフト在庫一覧
