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記事一覧 2025年7月11日

フォークリフトの選び方②|作業効率を上げるオプション装備の選び方とは?

前回の「フォークリフトの選び方①」では、型式・燃料タイプ・操作方法について解説しました。

今回は第2弾として、**作業現場に合わせて選ぶべき「オプション装備」**について詳しくご紹介します。

 

【爪の動きを調整できる便利なオプション】

フォークリフトの基本となる「爪(フォーク)」ですが、作業効率を大きく左右するオプションが存在します。代表的なものが以下の2つです。

 

■ サイドシフトとは?

左右に爪2本が同時に動く機能で、パレットを微調整して積み下ろしが可能です。限られたスペースでの作業や、効率を重視する現場で活躍します。

 

■ フォークシフターとは?

左右の爪を個別に幅調整できる機能です。パレットサイズが異なる荷物を頻繁に扱う現場に最適で、対応力が向上します。

 

サイドシフト・フォークシフターの動画

1分10秒以降がサイドシフト・フォークシフターの動作です。

https://youtu.be/19iC_tvsfW0?si=t3JWKZXIWMtPzdfP

 

【マストの種類と選び方】

フォークリフトのマスト(昇降装置)にもいくつか種類があります。それぞれの特徴を理解することで、作業現場に合ったマスト仕様を選ぶことができます。

 

■ Vマスト(2段マスト)

最も一般的なタイプで、爪を上げるとマスト全体も上昇する構造です。屋外や高さ制限のない場所に向いています。

■ FVマスト(2段フルフリーマスト)

マストを上げてもインナーマストが上がらず、車体の高さが変わらない構造。屋内作業やコンテナ内での使用に最適です。

■ FSVマスト(3段フルフリーマスト)

FVマストと同じくインナーマストが上がらない仕様に加え、3段伸縮式で高揚程が必要な現場にも対応可能です。

※FV/FSVはフルフリーとも呼ばれ、高さ制限がある場所での積み降ろし作業に重宝されます。ただし、シリンダーが中央にあるため、爪先が見づらいというデメリットがあります。

 

フルフリーの動画

40秒以降がフルフリーの動画です。

https://youtu.be/19iC_tvsfW0?si=avAc40OAqOw2VM3v

 

 

【フォークリフトのタイヤ種類と特徴】

 

フォークリフトのタイヤは、使用環境に応じて選ぶことが重要です。主に「エアータイヤ」と「ノーパンクタイヤ(ソリッドタイヤ)」の2種類があります。

 

■ エアータイヤのメリット・デメリット

メリット:

ノーパンクタイヤに比べ価格が安い

走行時の乗り心地が良く快適

交換が比較的簡単

 

デメリット:

パンクのリスクがある

定期的な空気圧チェックが必要

 

■ ノーパンクタイヤのメリット・デメリット

メリット:

パンクの心配がないので安全性が高い

エアー管理が不要

 

デメリット:

タイヤ単価が高め

振動が伝わりやすく乗り心地が悪い

硬いため交換作業が大変

 

製造業や解体現場、釘やボルトが落ちている可能性のある環境では、ノーパンクタイヤの使用がおすすめです。

パンクのトラブルによる作業中断を避けられるので、安全性と稼働効率を両立できます。

 

 

まとめ

 

今回は、フォークリフトの選び方第2弾として、サイドシフトやマストの種類、タイヤオプションの違いについて解説しました。

作業内容や環境に応じて、最適なオプションを選ぶことで、作業効率・安全性ともに大きく向上します。

 

次回は、用途に応じたフォークリフトの選び方③をご紹介予定です。どうぞお楽しみに!

 

前回のフォークリフトの選び方①は下記をクリック!!

フォークリフトの選び方①

 

 

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